ベンジャミン・フルフォードの国内外 金融・経済・政治の裏事情レポート
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◆エジプトのクーデターから見える新たな世界権力構図
≪2013/07/08 VOL230≫
世界最大のテロ国家を運営している株式会社アメリカの世界的評価が建国以来、過去最低の水準にまで落ちている。それに伴い、その株主であるサバタイ派マフィアらも世界各地で大きな打撃を受けている。
サバタイ派が管理している企業マスコミでは伝えられていないが、先週の4日に発生したエジプトの軍事クーデターは、実質的な反米革命であった。それは民衆のデモ隊が掲げたプラカードを見ても明らかで、モルシ政権への反発の言葉と共に、『アメリカはテロ国家だ!』『オバマはテロリストだ!』などといった文言が並べられていた。また、米政府機関であるNSA(米国家安全保障局)が通信情報監視システムを使って個人情報を収集している事実を暴露したNSA、並びにCIAの元職員、エドワード・スノーデン氏の一件をめぐっても、アメリカに対する批判は日に日に強まりを見せている。先週2日、ロシアを出発した南米・ボリビアのモラレス大統領の専用機が、「スノーデンを乗せているのではないか」と疑われ、アメリカ政府の指示でオーストリアに緊急着陸を強いられる事態が発生した。これに対し、ボリビアを含む南米数ヶ国の首脳が『謝罪が無ければ、アメリカ大使館の閉鎖もあり得る』との声明を発表し、今回のアメリカ政府のやり方に怒りを露わにしている。
さらには、アメリカが行っていた同盟国や友好国、国際会議などに対する盗聴の実態がスノーデンの内部告発により明らかにされて以降、ドイツはアメリカ政府に対して説明責任を果たすよう厳しく要求、またフランスや他のEU各国もアメリカ政府との自由貿易協定の交渉延期を決定するなど、強硬な姿勢を見せ始めている。
こうした状況を見るに、アメリカが欧州からアジアへと軸足を移して以来、中東や西ヨーロッパでのアメリカの影響力が著しく低下していることが分かる。そして現在、それらの地域でアメリカに代わって力を増してきているのがロシアなのである。これで、徐々に新たな世界の構図が見えてきた。
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