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11/01/2010

Comments

yutaka

>本書は、金融戦争についての完成度が高い戦況レポートであるとの印象を受けた。
>読者対象は、いわゆる奥の院を探究する初級者から上級者までと幅広い。

私もそう感じました。
特に、初級者の方々には幅広く読んでもらいたいですね。(よく纏っている)
現時点での「ベンジャミンの総集編」と言っていいでしょう。

yutaka

イタリア米国債事件にも触れているそうですね。
早速、アマゾンで申し込みました。

dreamer

少し遅くなりましたが、感想文です。
 本書は、金融戦争についての完成度が高い戦況レポートであるとの印象を受けた。読者対象は、いわゆる奥の院を探究する初級者から上級者までと幅広い。
 第1章、金融ジャーナリストとしての著者のキャリアが存分に活かさたレポートだ。ドルを介した争いについて、直近の統計等資料が駆使された文面から、戦況が浮かび上がってくる。表の世界と闇の世界を分けることなく、貫通して経済・金融の現状を捉えることができる。
 第2章、ユーロを介した攻防について、今度は多面的なアプローチが採られている。この章までで紙幅の約半分を占めるが、ここまでが起の章であるように読める。二つの章において、著者は参画勢力の一員ながら、一歩引いた客観視に近いスタンスでレポートがなされている。
 第3章、現在の懸案事項について、今度はやや主観的に真相が紹介されている。ここは承の章であろう。さすがにマスメディアに流れているニュースからでは真相を探り難いが、著者ならではの情報源の層の厚みが、点を線にしているようだ。今後の動向を注視すべき事案が示されている章だ。
 第4章、転の章となる。武力紛争展開の可能性について、はじめに事実を並べてリスクが提起されている。部分的には知っていたことでも、事実の積み重ねが、読み手の緊張感を高める。続いて、別の面を示す事実が並び、著者の考えが示されている。著者がよく言及する考えではあるが、読むことで著者の言及の重みが伝わってくる。しかし、戦争のただ中にいることを強く意識させられる内容であり、この章のインパクトは強い。
 第5章、今後の展望について、著者の見解が短くまとめられている。本書が戦況レポートであるという性質からすれば、結の章は短くても十分であろう。
 総じて、金融戦争の当事者として、身につけておくべき認識が、本書から得られると思う。また、金融戦争終結後の後世において、戦時を振り返るとすれば、本書は格好の参考文献になるであろう。

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