ゴグの戦い(ハルマゲドン)で、起こること─天地の揺れ、暗黒の三日間とは?
エリヤフ この戦争に効力を持たせ、世界の情勢や信仰のあり方を変える様々なことが、この戦争の前に起こります。
戦争の前に世界は三日間の暗闇に見舞われます。それは、まったくの暗黒のようです。ヨエル書に「(主の大いなる恐るべき日が来る前に、)太陽は暗くなり、月は血に変わる」([訳注]2:31後半)と記されています。
つまり世界中が、テレビやラジオや報道機関を通して、全世界がイスラエルに対しての戦争の準備をしていることを知ることでしょう。この戦争では、イスラエルを敵国とみなして、艦船等もやってきます。
全世界がこれから起ころうとする大きなことを知り、ここに神のなさる何かがあることを見るでしょう。
太陽や月は天上でのことです。人間の及ぶところではありません。これは神のなせる業です。
そしてそのあとで神は、世界がこの信仰へ至るようにと、エジプトで行われたようなすべての奇跡の数々を行われるのです。
そのときに起こる最も大きな出来事は、主に、エゼキエル書の第38章と第39章に書かれていて、この章のほとんどがゴグの戦いについて割かれております。また、ヨエル書第4章にもそのことが記述されております。そこには「天も地もふるい動く」([訳注]ヨエル書4:16半ば)と書かれています。天と地のすべてがとても大きくふるい動かされます。ふるい動くとは何のことでしょうか。地震のことです。世界中が地震で揺れ動くのです。
ニュージーランドの人々は、その出来事を見るでしょう。なぜなら彼らは、彼らのいるそのところで、すべてのものが揺れるのを感じるからです。
残念ながら、日本はもちろんのことです。日本にはよく地震がありますが、その地震は非常に特別なものとなるでしょう。
以上がまず初めに挙げられる重要なことです。これは、ゴグの戦いについて語るすべての章で語られ、神のなさる事柄だということを思い起こさせています。
二つめは、湾岸戦争で起こったようなことが起こります。湾岸戦争では、多くの国民が参加し、お互いのことをよく知らなかったために、誰と戦っているのかわからなくなり、時々同士討ちしてしまうということが起こりました。
エゼキエル書にはこのように書かれています。「すべての人のつるぎは、その兄弟へ向けられる」([訳注]エゼキエル書38:21後半)。
もう一つ付け加えますと、大きな疫病が起こります。
エゼキエル書には、デベル(疫病)とあり、ゼカリヤ書にはマゲファー(災い)とあります。
マゲファーとはつまり……
ダビデ 多くの人がかかる大きな病気のことです。
エリヤフ 死を招く伝染病のことです。
もう一つ、ヨシュアの時代に起きた興味深いことがあります。それは、イスラエルの地ベテホロンでヨシュアの戦いがあったときに、敵の頭上に大きな石が天から降ってきたことです。
通訳 それはどこに書かれていますか。
エリヤフ ヨシュア記の第10章です。
([訳注]「彼らがイスラエルの前から逃げ走って、ベテ・ホロンの下り坂をおりていたとき、主は天から彼らの上に大石を降らし、アゼカにいたるまでそうされたので、多くの人が死んだ。イスラエルの人々がつるぎをもって殺したよりも、雹に打たれて死んだもののほうが多かった」ヨシュア記10:11)。
通訳 戦争の前の3日間の暗闇についておっしゃいましたが……。
エリヤフ それはエジプトで起こりましたが、ここでも起こります。
「太陽は暗くなり、月は血に変わる」([訳注]ヨエル書2:31後半)。
中丸 今、世界大戦が起こる前に3日間、世の中が暗くなるといったでしょう。それが2012年12月22日から72時間、3日間、科学的に見て、フォトンベルトのヌルというところを通るときに、電磁波がものすごく強いのです。そのために電気もつかなくなる。太陽も見えないし、月も見えないし、星も見えない。真っ暗になる。
エリヤフ 私は同じ見解でないことをお許しください。私は聖書がいっていることを申し上げているのです。
中丸 2012年12月22日からフォトンベルトに、光子の帯に入っていくときに、電磁波がすごく強いから、3日間、真っ暗な世界が来るということがありますから、いろんなお話を伺っていると、ちょうどそういうタイミングにはあり得る話だと思います。地震とかいろいろなものも全部、聖書のとおりだと思います。
エリヤフ ゼカリヤ書の第14章には、疫病のことについて記されています。
中丸 ちょっとおききしたいのは、さっきサンヘドリン([訳注]古代のユダヤ自治組織)とおっしゃったでしょう。それはどういう立場ですか。今どこに存在しますか。ヨーロッパのどこか地下にあるんですか。それとも、イスラエルの中にあるのですか。
グロス サンヘドリンは、今は存在しません。
中丸 でも、その人たちは現在でも存在しているという説もあるんです。
エリヤフ ある人々が、サンヘドリンに似たものを作りましたが、それはたいしたものではありません。古代イスラエルのサンヘドリンは最も偉大な人々でした。
中丸 似たようなものとは、どういうものですか。
エリヤフ 今、サンヘドリンを作る必要性を唱えて、サンヘドリンのようなものを作っているグループはあります。彼らは集会を開いたり決議をしたりいろいろと行っているようですが、それほどのものではないようです。
中丸 それはどこにありますか。イスラエル国内にあるのですか。
エリヤフ イスラエルにあります。
グロス エルサレムにあります。
小さく始めて、それを大きく成長させようと考えている人々はいます。彼らはそれが大きなものではないことを知りつつ、小さなものから始めているのです。
中丸 政治的には、あまり影響はないということですか。
エリヤフ 影響はしていません。これは真剣なものではないからです。
イスラエルがエジプトから脱出したとき、聖書の初めのほうに、私たちが今日「民数記」と呼ぶ本がありますが、その中で、神様がモーセに70人の長老を選び、彼らをイスラエルの長とするようにいわれました。
サンヘドリンの選びにしても簡単なことではありません。
私たちは、ゴグの戦いの際には預言者らも存在するようになると信じています。メシアご自身も預言者ではあるのですが、そのほかにも預言者らが存在するようになります。これらのことは簡単なことではありません。これらのことは特別なことであって、預言の力によって、人々のことやサンヘドリンについて決定したりする必要があり、私たちには、これらのことが正確にはどのように行われるかは知るよしもありません。しかし、サンヘドリンはきっと存在するようになるでしょう。なぜならば、こ中丸かおるとラビたちとの2月に出った対談本『十六菊花紋の超ひみつ』に日本の地震についての事が書かれた。悪魔教信者たちが旧約聖書の預言を人間によって実現させようとしているので彼らのたくらみについてのヒントは以下にあるかと思う。
これこそがトーラー、聖書によるイスラエルの民の法律の力であるからです。
ダビデ それは法律だけではありません。すべての議決や執行にも及びます。
中丸 左派のグループがワンワールドを目指しているとおっしゃったけれども、その人たちは、アメリカにもかなりいるんじゃないですか。
エリヤフ 彼らは、悩みの種を蒔くことのできるどこにでもいます。
イスラエル国内にも多くいますし、国外にも使者がいます。彼らはいろんなところへ出かけて行っては、アメリカや国連などと共にイスラエルに敵対することを語るのです。
中丸 ラビは、アメリカはいつもイスラエルのいうことに反対するとおっしゃったけれども、世間一般の人は、今日までアメリカだけがイスラエルのいっていることを肯定して、支持してきた。そういう中で今オバマさんはちょっと距離を置き始めている。世間はそういうふうにとっているけれども、どうですか。
エリヤフ そうですね。しかし、まったく良かったということは一度もありませんでした。つまり、イスラエルが考えていることとまったく同じようにアメリカが考えることはありませんでした。
ブッシュの時代にしても、ユダとサマリアのヨルダン川西岸地区の入植に関してはすでに反対のことを語っていました。なぜならば、実のところ、異邦人が要求しているのはエルサレムだけではなく、イスラエル国家のすべてなのです。彼らはイスラエルの国がイスラエルの民のものになることには同意していないのです。
キリスト教には理由があります。あるキリスト教徒たちによると、キリスト教ができてからは、神はイスラエルの民を捨てられたとされています。しかしそれは間違っています。現に今日、彼らはこのことが間違っていることを見ています。
同じことがイスラエルの国について詩篇第83章に書かれています。「彼らはいいました、『われらは神の牧場を獲て、我らの所有にしよう』と」([訳注]詩篇83:12。ヘブライ語の原典では詩篇83:13)。
異邦人は、自分たちのためにヤコブとイスラエルの地を獲ようといっています。ヤコブの牧場を自分たちのものとして継ごうというわけです。
エゼキエル書の第35章にもまた、イスラエルの地を取って自分たちのものにしようといっている箇所があります。つまり、私が申し上げたいのは、ここに、イスラエルの地がユダヤ人のものになって欲しくないと思う異邦人の問題があるのです([訳注]エゼキエル書35:10「あなたはいう、『これらの二つの民、二つの国はわれわれのもの、われわれはこれを獲よう』と。しかし主はそこにおられる」)。
世界に反ユダヤ主義があり、ユダヤ人を望まない人々がいるのと同様に、イスラエル国家に対する反ユダヤ主義があり、彼らが求めているのは、イスラエル国家にユダヤ人をいさせないことです。
このようなわけで、今日イスラム教徒は、イスラエルの地の一部を受け取り、一部を私たちに分けて平和をもたらすということができずにいるのです。彼らはすべてを要求しているので、私たちの分はないのです。
左派の人々は彼らに対してこういいます。「すべてを私たちのものに、すべてをアラブ人のものに、すべてをみんなのものにしましょう。しかし、ユダヤ人は抜きにしましょう」と。
また、今イスラム教徒もそのようにいっています……。
中丸 エルサレムはイスラム教徒に属しているのですか。
エリヤフ エルサレムは彼らのものではありませんが、彼らは「エルサレムは常に私たちのものだった」といい、キリスト教徒も常にエルサレムを欲しがっています。
グロス イスラム教徒は何一つ譲ることができないのです。
エリヤフ 彼らには譲歩ができません。このようなわけで、彼らとは平和をもたらすことができないでいるのです。
このことではハマス([訳注]イスラム原理主義の過激派)は真実を語っています。アブマゼン([訳注]アッバス議長)は真実を語ってはいません。なぜならば、アラブ人はハマスと同じように考えており、アブマゼンと同じようには考えていないからです。
グロス 彼らが「ここは少しだけこのようにしましょう」ですとか、「少しだけあのようにしましょう」ですとか、「このようにしてください」というのは、すべて本当のことではありません。彼らは、本当は、イスラエルの地のすべてを求めていて、ユダヤ人がイスラエルの地にいることを望んではいないからです。
エリヤフ ユダヤ人にとってとても神聖な書物にゾハル、光輝の書([訳注]2世紀にラビ・シモン・バル・ヨハイが書いたと伝えられる聖書注解でユダヤ教神秘主義の代表的書物)があり、それはカバラー([訳注]ユダヤ教神秘主義の一つで、旧約聖書の神秘的解釈に基づく密教的な神知学と世界観)の本でもありますが、この中に面白いことが書かれています。聖書は、パラシャー([訳注]週ごとに読む聖書の箇所)で区切られております。出エジプト記のヴァエラーと呼ばれる段落(6章2節~9章35節)のパラシャーについて、ゾハルの解説の最後にはこうあります。「イスラエルの民が離散の地からイスラエルへ帰還しようとするときには、イスラム教徒が妨害することでしょう。彼らはユダヤ人をイスラエルにいさせたくないので、常に悩ませるようなことをするでしょう」と。ゾハルのこの箇所には、別の興味深いことも書かれています。それは、アブラハムの息子であるイシュマエルが割礼を行ったので、アラブ人にも、イスラエルの地において私たちの妨害をする何かしらの権利があるのだということです。